【去年の冬考えてたこと原文】
いつか聞くけど自分はあとどれだけ生きられるんだろう
どこまでいけば、満足して死ねるのだろう
世界の全ての絶景を見て回れるわけじゃないし、全ての芸術に触れる時間はないし、富も名誉も収穫には限界がある
食べるのが好きだからって、世界の全ての絶品料理を食べ尽くした瞬間に死んでもいいやってなるのだろうか
コンプリートすることに果たして意味は 足るを知って諦めることが死なのか
それはなんかちがう
もっと能動的に死に対峙したい
けどそうなると自殺になってしまうのか それは嫌だ
死は怖くないが、もう一度病気になって闘病するのは怖い
死ぬときは安らかに死にたい
お気に入りの場所で、お気に入りのシチュエーションで
例えば、知事公館の原っぱの木陰で昼寝をしているうちに溶けるように死ぬなんて最高
5,6月の初夏の香りと柔らかい日差し
死んだあとは火葬しないでその木の下にでも埋めて欲しい
そんなこと考えてると、奥で誰か亡くなったみたい
看護師さんが泣いてた
結局、綺麗事なのかもしれないけど、愛がすべてか
母の料理に叶うものはないし、どんな絶景より家族や大事な人たちとの団らんの方がずっと綺麗だし、癒される